入試に役立つ理科実験「指示薬をつくる」
大分セントポルタ校
こんにちは。理科実験教室を担当している望月です。
今回は、入試によく出る「指示薬」の話です。
「指示薬」として有名なものは、
・リトマス紙
・BTB溶液 などですね。
水溶液が、酸性・中性・アルカリ性のどの性質をもっているか調べることができます。
酸性・・・「青リトマス紙」→赤に変化
中性・・・「青、赤リトマス紙」とも変化なし
アルカリ性・・・「赤リトマス紙」→青に変化
のように、色の変化がはっきりしているものが、
指示薬として使われることが多いですね。
BTB(ブロモチモールブルー)溶液も、
酸性(黄)→中性(緑)→アルカリ性(青)と、水溶液の性質で色が変化します。
これら専用の薬品ではなく、
身近で手に入るもので「指示薬」をつくることはできないでしょうか?
そこで登場するのが「紫キャベツ」です。
・凍らせた紫キャベツを細かくくだきビーカーに入れる。
・水を入れて熱すると、紫色の液ができる。
・吸水性ポリマーに液を吸わせて準備完了。
できた「紫キャベツ指示薬ポリマー」に、調べたい水溶液を滴下して色の変化を見ます。
写真の水溶液は、左から
・クエン酸水(酸性)
・食塩水(中性)
・重曹水(弱アルカリ性)
・水酸化ナトリウム水溶液(強アルカリ性)
です。
紫だったポリマーの色がきれいに変化していますね。
赤(酸性)~ピンク~紫(中性)~緑~黄(アルカリ性)
これを使えば、
性質がわからない水溶液を調べたり、酸性雨を調べたりできそうですね。
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