昭和→平成→令和
私事ですが、この度の改元で、
昭和から平成に替わった時のことを思い出しました。
昭和63年のできごとです。
9月、毎年恒例の体育祭の後夜祭が中止になりました。
毎年、フォークダンスと打ち上げ花火で締めくくるのを
皆で楽しみにしていました。
一週間前に体育祭をした高校は、
高々と花火を打ち上げました。
私たちは、体育祭の準備をしながら、その花火を見ていました。
翌週、昭和天皇のご容態が急変し、
私の高校の後夜祭は「不謹慎」という理由で中止となりました。
体育祭のBGMもなかったし、
競技のスタートのピストルも禁止になり、
「よーいドン!」と言いながら、
手をポンと叩いてのスタートとなりました。
明けて昭和64年、大学入試の共通一次試験の最終の年でした。
1月7日、早朝、下宿のおばちゃんが
「今日は、学校はお休みよ。」と声をかけてくれました。
昭和天皇崩御のニュースが入ったからです。
しかし、おばちゃんの予想は外れ、
「学校は休みです。」の連絡網は回って来ず、
模擬試験が淡々と行われました。
そうして、平成元年。高校を卒業し、大学に入学しました。
30年の時が流れ、今年、平成31年従姉の子供が、
高校を卒業し、大学入学。
私の出身大学の、令和元年の大学一年生になりました。
平成天皇の退位で迎えた令和。
昭和の終わりの寂しい雰囲気とは違い、
穏やかにお祝いできることが
幸せだなとしみじみ思っているところです。
令和も平和な御代でありますように。
子どもたちが、
のびのびと楽しんで勉強できる毎日でありますように。