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慶林館ブログ

「公式」を定期的に確認しておきましょう!

こんにちは!大分セントポルタ校高校部で数学・物理・化学を担当している安東です。

そろそろ2学期が始まり、3年生は本格的に入試の対策を始め、2年生は全体的に難しい内容が多くなり、1年生は新しい単元が増えてきて復習するべきことが増えてくると思います。

さて、今日は理系科目のどのような教科書や問題集でも共通で学習していく事項の1つ、「公式」についてのお話をしていこうと思います。

数学では、
①計算結果を求めるため
②式を変形するため

理科では

①立式をするため

これらを主な目的として「公式」を習います。

 

 

今年度から始まる共通テストを意識した模試や問題集などにおいて、例えば次のように「公式そのものについて」の設問も見られるようになってきました。

 

上の表が「教科書で習う公式」、矢印の下にあるものが「公式を問う設問の例」です。

 

このように公式自体も十分設問として成り立つこともあり、定期的に「公式を覚えているのかの確認」が大事になってきます。覚えていればもちろんそれで良いですが、覚えていなければダメだ、と落ち込むのではなく、「復習する良い機会」と前向きに捉えて覚えていきましょう!
後で紹介しますが、覚えていないとは言っても「全く覚えていない」のか、それともある程度は覚えていて「え、ここってプラスだったかな?マイナスだったかな?」といった感じで部分的に忘れているのかでもやるべきことは変わってきます。

 

 

「公式」は、教科書に沿った形では、公式の成り立ちを習い、公式が紹介され、そしてその公式を使った例題を解く、という順序で習います。
その他には、公式自体を語呂合わせして覚えるといった習い方をすることもあります。

 

初めのうちは、「公式をそのまま覚える」あるいは「公式を使いながら覚える」といったスタンダードな覚え方で良いと思います。
ですが、時間が経ってくると一部、あるいは丸ごとを忘れてしまいがちで、

①丸ごと忘れてしまった場合は、公式の成り立ちや公式の使い方を確認しながら、その上で再び公式を覚えていきましょう!

②部分的に忘れいる場合が一番大事で、上記の勉強の他に迷っている部分を確定させる、つまり「自分で自分を納得させる」ということを練習をすることができます。やり方は、「公式を証明する要領で作り出す」「具体的な簡単な例から実際に計算してみてきちんと出るか確かめる」「数字を代入していってイコールになるか試してみる」といった形になると思います。1つ目は証明の力がつきますし、2・3個目も検証といって、上に挙げた選択肢で迷わせくるようなシチュエーションで自分を納得させるという練習になると思います。

 

こういった確認の作業ができるという意味でも、定期的に公式を覚えられているかチェックしていきましょう!