理科実験教室“ラボ・スタジアム”「ブロッコリーのDNA」
こんにちは。理科実験教室を担当している望月です。
今回は、
・DNAの抽出 実験についてです。
DNAという言葉は聞いたことがある人が多いかもしれません。
略されている本来の名前は「デオキシリボ核酸」といいます。
親から子に伝わる遺伝子に関係していてすべての生物(植物・動物)の細胞の中にあります。
実験では、この「DNA」をとりだしました。
・凍らせたブロッコリーの芽の部分をすりつぶす。
・「抽出液」を混ぜ、ろ過する。
・冷やした無水エタノールを静かに注ぐと、ろ液とエタノールの境目に白い物質が浮かび上がる。
白い繊維状のものが「ブロッコリーのDNA」です。
スポイトで吸い取り、ろ紙の上にひろげて
・酢酸カーミン溶液・・・核の染色体に色をつける薬品
を注ぎます。
すると、とりだしてひろげた繊維状のものが染まります。
ろ紙(紙)は染まらないので、
赤く色がついた部分は、ブロッコリーの核(染色体)から取り出したDNAといえます。
理科実験では、こういった
・生物分野と化学分野
をまたいだ実験・観察もおこないます。
実験した生徒のみなさんも、
もっといろいろなDNAを調べてみたいという感想をレポートに書いていました。
未来の科学者につながるかもしれませんね!