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慶林館ブログ

【大学入学共通テストとは?】

こんにちは!慶林館ゆめタウン中津校の高校部理系担当、月脚です。

9月も中頃にさしかかり、うだるような暑さも過ぎ去り、だんだんと涼しくなってきた今日この頃です。

さて、受験生にとって、勉強する期間で大事な時期となりました。

今回は、大学入学共通テストについてお話していきたいと思います。

 

今までは「大学入試センター試験」というマークシート形式でしたが、2020年1月の実施を最後に廃止されました。

2021年1月16日(土)、17日(日)に実施される大学入学者選抜試験では「大学入学共通テスト」という名目となっております。

 

文部科学省による大学入学共通テストの概要を見ますと、

グローバル化の進展や人工知能技術をはじめとする技術革新などに伴い、社会構造も急速に、かつ大きく変革しており、予見の困難な時代の中で新たな価値を創造していく力を育てることが必要だと考え、知識・技能、思考力・判断力・表現力、主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度を育成・評価することが重要であると考えています。

また、記述式問題の導入により、解答を選択肢の中から選ぶだけではなく、自らの力で考えをまとめたり、相手が理解できるよう根拠に基づいて論述したりする思考力・判断力・表現力を評価することができます。[https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/koudai/detail/1397733.htm

文部科学省HP、「大学入学共通テスト」について抜粋]

 

しかし、2021年の大学入学共通テストからの『国語』、「数学Ⅰ」及び『数学Ⅰ・数学A』における記述式問題の導入を見送ることが決定したことから、従来のマークシート形式の出題は変わらないが、試験内容は思考力・判断力が多く問われる(文章を読ませる問題、文章を読んだうえで考えさせる問題、つまり読まないと解けない)問題内容に変化していることが、共通テストのマーク模試等でも多く見受けられます。

念のため、出題教科・科目と試験時間について提示しておきます。

[https://www.mext.go.jp/content/20200130-mxt_daigakuc02-100001207_2.pdf

文部科学省HP、令和3年度大学入学者選抜に係る大学共通テストの実施要領の見直しについて(通知)(高校生向け)]

 

 

表1 出題教科・科目の選択範囲及び試験時間

教科

グループ

出題科目

試験時間

国語 『国語』

80分

地理歴史

「世界史A」「世界史B」

「日本史A」「日本史B」

「地理A」「地理B」

1科目あたり解答時間60分

公民

「現代社会」「倫理」

「政治・経済」

『倫理、政治・経済』

1科目あたり解答時間60分

数学

「数学Ⅰ」

『数学Ⅰ・数学A』

70分

「数学Ⅱ」

『数学Ⅱ・数学B』

『簿記・会計』

『情報関係基礎』

60分

理科

「物理基礎」

「化学基礎」

「生物基礎」

「地学基礎」

1科目あたり解答時間60分

「物理」「化学」

「生物」「地学」

1科目あたり解答時間60分

外国語 『英語』『ドイツ語』

『フランス語』

『中国語』『韓国語』

『英語』

【リーディング】80分、

【リスニング】60分

(うち解答時間30分)

 

 

試験時間は変わらない科目がほとんどであるだけに、どの科目でも思考力・判断力が問われる傾向にあり、限られた試験時間の中で問題を解き進めていくためには、『読解力』が重要であると考えられます!

これからの大学入試では問題文をよく読んで理解することが、高得点につながると考えられるので、日頃から文章を読み解く力を鍛えていきましょう!

 

次回のお話は、理系科目の大問ごとの時間配分や解き進め方について書こうかと考えています。

それでは、2学期も勉強を頑張っていきましょう!