入試に役立つ理科実験「ボルタ電池」
1月の小学2~4年生の理科実験ではボルタ電池作成キットを使って、その仕組みを勉強しました。
ちょうど中学3年生の「化学変化とイオン」のところですね。
必要なものは、
・亜鉛板 ・銅板 ・水溶液を入れるケース ・板を固定する電極
・発生した電流を確認するための電子オルゴール
です。
このケースに入れる水溶液は、
「電解質水溶液」である必要があります。
電解質とは、水に溶かした時に「イオン」に分かれる物質をいいます。
たとえば薬品でいうとうすい硫酸などですね。
陽極(電池でいう+極)に銅(Cu)板、陰極に亜鉛(Zn)板を固定して、
水溶液中につけます。
すると、イオン化傾向(金属がイオンになりやすいかどうか)の差によって、
・亜鉛は銅よりイオンになりやすい・・・亜鉛が水溶液に溶けだす。
小学生の理科実験ではここまで詳しくイオンの話などはしませんが
身近なものを使ってどのような電解質が電流が流れるかを確認してみました。
「食塩水」や「砂糖水」、「しょうゆ」や「ソース」
「レモン汁」や「ジュース」など普段身のまわりにあるものが
電解質になったり、ならなかったり
電解質になるものの特徴をしっかりとらえることができました。
身近なものが電池になる不思議を体験することができましたね。