大分・中津・別府の個別指導

慶林館ブログ

理科実験教室“ラボ・スタジアム”「音の伝わり方」

こんにちは。理科実験教室を担当している望月です。

塩の粒がふるえる

この写真は何をしているかというと、

・黒いビニールをボウルの上にピンと張ってテープでとめる。
・その上に、塩の粒をまく。
ボウルに向かって、声を出して、塩の粒の様子を観察する。

という実験です。

塩の粒が、声によって、とびはねる」様子が見られます。

では、声が直接塩の粒をとびはねさせているのでしょうか?

塩の粒はとても小さいので、直接声が影響するのではなく、
次のように、順番に「音の振動」が伝わるのです。

1 声を出す
2 口に近いところの空気がふるえる(振動)
3 振動が、空気中を伝わっていく
4 伝わってきた振動が、黒いビニールに届く
5 届いた振動が、ビニールをふるわせる
6 ふるえたビニールが、上に乗った塩の粒をとびはねさせる

こうして 離れた場所まで「音の振動」が伝わるのですね。

音はエネルギーであるといわれます。
そのエネルギーは、物質を次々伝わっていき、
物体(この場合は塩の粒)を動かすエネルギーとなるのです。

「音はエネルギー」という見方も、面白いですよね!