マイ辞書デビュー!のおはなし[辞書の活用について]
みなさん、こんにちは。
梅雨入りの知らせが嘘のように、からりと晴れた毎日が続いています。
照り付ける太陽に負けず、何ごとにも意欲的に取り組んでいきたいものです。
さて今日は、暑さを吹き飛ばすような嬉しいエピソードをご紹介したいと思います。
英語の指導で担当させて頂いた、ある生徒さんとのおはなしです。
新学期が始まり、気持ち新たにやる気も十分のその生徒さん。英語の学習にも意欲的に取り組んでいます。
そんなある日、問題集に取り組んでいた生徒さんの手がふと止まりました。
「この単語・・・どういう意味かなあ?」
どうやら、例文の中に初めて目にする単語があったようです。
分からないことばを自分で調べることは、学習を深める絶好の機会。
早速、塾内に備えてある辞書を手渡しました。
すると、今までほとんど辞書を引く機会がなかったというその生徒さん。
最初はためらいがちでしたが、ひとつひとつ、ゆっくりアルファベットを追いながらページをめくっていきました。
時間はかかりましたが、無事に該当する単語を探し当てた時の生徒さんの表情は、きらきらと輝いていました。
「今まで使っていなかったけれど、自分の辞書も持っているよ!」
とのことなので、これからはぜひ自分の辞書も活躍させてみてね、とお話ししました。

次の週、大きなリュックサックを背負って塾に姿を見せた生徒さん。
「ああ!重かったあ!」
と開口一番取り出したのは・・・ピカピカの辞書でした。
重さにも負けずわざわざ辞書を持参してくれた心意気を、とても嬉しく、また頼もしく感じました。
その日の学習では、はじめてのマイ辞書が大いに活躍したことは言うまでもありません。
マイ辞書の利点は、いくらでも書き込みができること。
生徒さんが初めて自分の辞書で引いた単語は、マーカーで縁取られなんだか誇らしげに見えました。

紙の辞書のよいところの一つは、勉強のあかしが目に見えるかたちで残っていくことかもしれません。
ボロボロになった辞書は努力のあらわれです。
もちろん、昨今優勢の電子辞書にも、紙の辞書にはないよさがたくさんあります。
機能面や使い勝手など、それぞれの利点がありどちらがよいと一概に言うことはできません。
人によって向き不向きもあるでしょう。
しかしどちらを用いるにしろ、大事なのは、
自分の辞書に愛着を持つこと、そして着実に勉強のあかしを積み重ねていくこと
・・・ではないでしょうか。(電子辞書にも自分の調べた単語へのチェック機能等があると聞きます)
日々の学習のあとが積み重なったマイ辞書は、自分自身の頑張りのしるし。
きっと、一生の宝物になることと思います。
今回紹介させていただいた生徒さんも、これから辞書との長いお付き合いが始まります。
デビューしたばかりのマイ辞書が、高校生活を終える頃にはどれだけ使い込まれていることでしょう。
とても楽しみです。




