衆議院議員選挙制度の話☆★公民政治分野をしっかり勉強しよう!
こんにちは、慶林館中津校の重富です。
10月も半ばを過ぎましたが、今月は気温の変化がとても大きかったですね!
特に今週は急に寒くなり、風邪をひいたりしている人がいないか心配です……。
昼間に暖かくても、外出や就寝時には、調節のできる服装を工夫して体調不良を防ぎましょう!
さて、テレビや新聞のニュース等で知っている人も多いと思いますが……
10月22日に、衆議院総選挙が実施されます!!
私も先日、期日前投票に行ってきました!
関心を持っている人が多いのか、投票に来ている人がたくさんいて、市役所は混雑していました。
そして、中3生のみなさんは、社会でちょうど政治の部分を勉強していたり、次のテストの範囲に入っていたりしていると思います。
そこで今回は、選挙のお話をしたいと思います(*^_^*)
日本の国会には衆議院と参議院がありますが、衆議院の任期は4年です。
今回の総選挙は、任期満了ではなく、内閣による衆議院の解散によっておこなわれることとなりました。
テスト対策や学校の授業で学習した人は印象に残っているかもしれませんが、
衆議院議員の選挙制度は、小選挙区比例代表並立制です!(漢字で覚えましょう!)
小選挙区比例代表並立制は、ひとつの選挙区でひとりを選ぶ小選挙区制と、得票数に応じて議席を分配する比例代表制を組み合わせた制度です。
実は、私は衆議院議員の選挙に参加したのは初めてだったのですが……
期日前投票の手続きをした後、色分けされた3種類の投票用紙が配られました。
小選挙区のものには候補者の氏名を、比例代表制のものには政党の名称を記入して投票します。
(もちろん秘密選挙の原則に従って、誰がどこに投票したのか見えないように配慮されています)
では、最後の1枚は、何に使うものなのでしょうか?
答えは、最高裁判所裁判官の国民審査です。
最高裁の裁判官は、就任してから最初の総選挙と、前回の審査から10年以降の総選挙の時に、裁判官として適した人物かどうかを審査されます。
「国民審査」の名のとおり、審査するのは有権者です。
国民は、選挙や世論によって行政権・立法権に影響を与えることができますが、同じように司法権にもかかわることができるようになっています。(裁判員制度もそのひとつです!)
政治分野は、国民がもついろいろな権利と密接にかかわる部分です。
「社会科なんて将来役に立たない…」と言う生徒さんにはいつも、「公民は絶対役立つから勉強して!」と言っています(笑)
もちろん、地理も歴史も、とても大切な分野ですが、より私たちの生活に深くかかわってくるのが公民です。
今まで社会が好きでなかったという人も、入試で合格を勝ち取るために、また近い将来、選挙に行く時のためにも、ぜひ公民を得意分野にしていってくださいね!