大分・中津・別府の個別指導

慶林館ブログ

違っていて当たり前

「昔話は、長いあいだ人々の口から口へと語り伝えられることを
本義とするものですから、これでなくてはならないという枠に
はまった形がある道理がありません。ただあるのはこれらの
昔話を生み育ててきた日本の土壌と人間の営みを、いかに
大切にして語っているかということでしょう。」
(『ももたろう』みんなでよもう日本・世界の昔話
チャイルド本社 あとがき こわせ・たまみ著より)
「『真実はいつもひとつ』ではないかもしれない」
とは、こういうことです。
わたし達のよく知っていると思っている『ももたろう』の
お話も、きっとお互いに話してみると所々に
違う箇所が出てくるはずです。
違っていて当然なのです。
その違いを楽しむことも、大切なことかもしれません。
昔話に限らず、誰かと違うことは当たり前。
周りと自分の意見や考え方が違っていても、
恥ずかしがったりする必要はないし、
自分と違う考えの人を、「間違っている!」
と責めたりする必要もないということです。
しかし、答えが一つしかないものもたくさんあります。
試験問題では、基本的に誰が答えても同じ答えになることを聞かれます。
「私はそう思わなかった」は通用しないので勉強しましょう(笑)