ほめられたい！！
「怒られてばっかりや。」「ほめられたことない。」
という生徒さん達の言葉をしばしば耳にします。
「子供さんをほめてください。」よく言われることですが、
どうも、当の子供達に「ほめられた実感」が薄いようなのです。
学校でも怒られたのに、塾でまで怒られては、
子供達もたまったものではありません・・・。
せめて、塾にいる間に少しでも「ほめられた」いい気分を
味わってほしいなと、常々思っています。
今までできなかったことが、何かできるようになる。
それを「一緒に」喜ぶだけなので、難しいことではありません。
毎回、授業の中で何か一つはできるようになっているのですから。
そう思ったのは、ある生徒の一言からです。
私が生徒ができたことを一緒に喜んだときに、
「今初めてほめられた」とその生徒が言ったのです。
よくよく聞いてみると、
「ほめられたことはあるかもしれないけど、
自分がほめられたいほめられ方じゃなかった。
だからほめられた実感がなかった」
「ほめる」というのは上から目線になりがちだからかもしれません。
塾で働いていて、生徒さんに会えることがまず嬉しいです。
「今日も来てくれて、ありがとう。」
「また、来週、楽しみにしています。」
口に出して言ってしまう時もあります。
大人でもほめられれば嬉しいものです。
「ありがとう」「嬉しい」素直に伝えられるとよいなと思います。
