西高東低って何・・・?
こんにちは。
慶林館小学部担当の佐々木です。
年末や、1月の初めにものすごい寒波が来て、
大分県でも大雪になりましたね。
地域によっては始業式が延期になって、
冬休みが長くなった学校もあるようですね。
下はその時の天気図です↓
九州地方は寒冷前線が南下して、
寒気におおわれていることがわかります。
さらに、中央の低気圧の西側では、等圧線がたてに並び、
西高東低の気圧配置が強くなっていることがわかります。
さらに、下はその時の気象衛星の画像です↓
大陸の海岸沿いから雲ができているので、
気温がかなり低いことがわかります。
その雲が日本列島に大雪を降らせたのです。
さて、上で出てきた「西高東低」という言葉、
みなさんは聞いたことがありますか?
今の時期の天気予報を見れば、毎日のように使われる言葉です。
文字通り、「西に高気圧があり、東に低気圧がある」という意味で、
冬によく見られる気圧配置です。
※上の天気図では左上に高気圧がかくれています。
この気圧配置になると、日本付近では等圧線がたてに並び、
・北西の季節風が吹く
・日本海側では雪や雨が降る
・太平洋側では乾燥した晴天になる
という冬特有の天気になります。
この「西高東低」という言葉は、
中学入試でよく出題されるので、覚えておきましょう。
このように、日ごろから使われる用語が出されやすいので、
新聞やニュースには注目しておいてくださいね。