入試に役立つ理科実験「静電気」
みなさんこんにちは。理科実験教室を担当している工藤です。
最近は暖かくなりもう春が訪れたような気候になっていますね。
今日は中学2年生で習う「静電気と電子」について理科実験教室でも行った実験をもとに
お話していきたいと思います。
冬の乾燥した季節になると、バチバチと静電気が起こりやすくなります。
電気をおびていないものも、その中に「+の電気」と「-の電気」があります。
その数がちょうど同じなので、全体としては電気を帯びていないように「見える」わけです。
ところがものとものをこすりあわせるとその表面の「電子(-の電気をもっている)」が
はがれて片方にくっつきます。そうするとくっついたほうは、
「-の静電気を帯びている」ようになります。
ところが、物体は電気を帯びていない状態が安定なので、
他の物体に近づけると、電子を離してしまおうとします。
そのときにバチバチと音を立てて静電気が流れるわけです。
あいての物体が+の電気を帯びやすいものであれば、
-の電気と+の電気がひきあって「くっつきます」。
逆に―の電気を帯びやすいものであれば、-の電気と-の電気が反発して
「離れていきます」。
(プラスチックコップは離れる)
静電気で塩化ビニルパイプにくっつきます。
ということは、食塩は「+の電気を帯びやすいもの」とわかります。
中学校2年生で出てくる内容ですが、
いろいろ調べてみると、物質の性質もわかってきますね。