入試に役立つ理科実験「物質の溶解度」
こんにちは。理科実験教室を担当している工藤です。
今日は、理科実験教室で行った「物質の溶け方」についてお伝えします。
まず、物質には決まった形「結晶」があることを観察しました。
食塩(塩化ナトリウム)の結晶は立方体をしており、
細かな線もみえました。
水にどんどん溶かしてみると、あるところでもう溶けなくなります。
その状態を「飽和」といい、物質によって、また
温度によって100gの水に溶けることができる量(溶解度)が決まっているのです。
このグラフ(溶解度曲線)でみると、
食塩(塩化ナトリウム)は、水の温度が高くなっても解ける量がかわらないことがわかりますね。
同じグラフにある「硝酸カリウム」は、水の温度が高くなるとどんどん溶けます。
逆に温度が下がると、溶けきれなくなった分が
結晶となって水の中にでてきます。
この現象を「再結晶」といいます。
試験管の中に、どんな結晶が出てくるか観察してみると面白いですね。
現在理科実験教室では、来年度に向けた体験会を行っています。
詳しくは電話にてお問い合わせください。