社会科の学習に、一歩進んだ学びを
みなさんこんにちは、別府校で国語&社会を担当している田頭です。
今日は3月31日、小学生の皆さんにとっては、
「現在の学年で過ごす最後の1日」ということになります。
皆さんはこの1年間で、着実に”からだ”の成長は見られると思いますが
勉強の成果やその取り組み方、さらに広く”こころ”の部分を含め、
「心身ともに成長し」たと、自信を持って言うことができるでしょうか?
今一度この1年間の学校生活を振り返るとともに、
“一歩進んだ“自分とともに、新しい学年のスタートを切りたいものですね。
さて、皆さんが勉強している社会科について、
「”一歩進んだ“勉強の取り組み方」を一つ紹介します。
それは、「教科書にのっている絵や写真を見て具体的に考える」ということです。
今年度の大分県で行われた中学入試社会の問題の一つに、
「長篠の戦いの模様を描いた屏風図を見て、織田・徳川連合軍の勝因を2つ挙げなさい」
というものがありました。
教科書によってはかなり大きくとりあげられている絵図についての出題でしたが、
「”図から読み取れること“を”2つ“挙げなさい」という指示がありましたので、
知識として「鉄砲隊を上手く運用して武田軍を倒した」だけを押さえていたのでは、
十分な正解にたどり着くことが出来なかったはずです。
これは何も歴史の勉強に限った話ではありません。
新しい知識を覚えるにあたっては、文字だけにとどまるのではなく、
絵や図を使ったほうがイメージしやすいですし、
そのイメージを活用して、具体的に考える作業にまで踏み込むことが出来れば、
より生き生きとした形で、その知識が頭の中に、心にしみ込んでいくはずです。
新学年のスタートは間近です。
「”一歩進んだ“学びへの意識をもって、”一歩進んだ”自分になる」
皆さんにとって、新たな1年が良いものとなるように頑張っていきましょう!