入試に役立つ理科実験「電磁力」
こんにちは。理科実験教室を担当している望月です。
今回は「電磁力」についてです。
下の写真のような装置をつくりました。
乾電池を入れて電流を流すと、
「U字磁石の中を通る電流」の向き(+極 → -極)は、矢印のような向きでした。
次に、「U字磁石の中の磁界」の向き(N極→S極)を見ると、下の写真のような向きになります。
・電流が流れると、そのまわりに磁界ができる。
ので、
「電流のまわりにできた磁界」と「磁石の磁界」とは、作用しあいます。
矢印だけ抜き出すと、
・電流の向き
・磁界の向き
そして、
・作用しあって発生する力の向き
という図になります。
実際には、この3つの矢印はそれぞれ「90°の関係」になります。
これを「フレミング左手の法則」といい、左手の
・中指(電・・・電流の向き)
・人差し指(磁・・・磁界の向き)
・親指(力・・・発生する力の向き)をそれぞれ90°にした形になるのです。
装置のコイルは、上の図の「親指の向き」に動きます。
自然の法則を、体で表現するのは面白いですね!