入試に役立つ理科実験「コイルモーター」
こんにちは。理科実験教室を担当している望月です。
今回の話は、教科書に出てくる「コイルモーター」です。
エナメル線を巻いてつくったコイルモーターを、
ゼムクリップの軸受けにかけ、磁石を置き、
電池から電流をながすと、
「フレミング左手の法則」に従って、写真のように激しく回転を始めます。
簡単なようでいて、意外とうまく回すことができない場合も多いようです。
うまくまわらない原因のひとつが、
「整流子」の部分です。
軸受けから電流を流す部分だけ、線の表面のエナメル(電流を流さない)をはぎとりますが、
片方の軸は、
「半分だけはぎとる」ようにします。
これをすべてはぎとってしまうと、回転にならず、コイルモーターは行ったり来たりになります。
(フレミング左手の法則で説明できるので挑戦してみましょう)
半分はぎとった部分だけ回転力が生まれる(残り半回転は惰性で回る)ように、
電流の流れをうまく整理する装置が、「整流子」なのです。
写真と図をみながらつくって上手くまわすことができるかな?