入試に役立つ理科実験「化学電池」
こんにちは。理科実験教室を担当している望月です。
今回は、入試によく出る「化学電池」についてです。
写真は、
・10円玉(銅95%)
・食塩水をしみこませたキッチンペーパー
・1円玉(アルミニウム100%)
を重ねたものです。
実はこれで「化学電池」として、電流をつくりだすことができます。
「異なる2種類の金属の間に、電解質水溶液をはさむ」
これは、1800年に発明された「ボルタ電池」のしくみです。
アルミニウムと銅の「イオンになりやすさ」の違いによって、
電子の流れが生じて、電流となるのです。
10円玉と1円玉を極として、電子オルゴールをつなぐとかすかに鳴ります。
もっと大きく鳴らすにはどうしたらよいでしょう。
そう直列に重ねるのですね。
・10円玉・食塩水をしみこませたキッチンペーパー・1円玉
のセットを5セットも重ねるとかなり大きな音が出るようになります。
これをコンパクトにパッケージ化したものが、
「乾電池」なのです。
電池の歴史を調べてみると、もっといろいろなことがわかりますよ。