大分・中津・別府の個別指導

慶林館ブログ

理科実験教室“ラボ・スタジアム”「電流による発熱」

こんにちは。理科実験教室を担当している望月です。
今回は、「電流」によってどのくらい発熱するかについてです。

電熱線

写真は、電熱線の発熱によって発砲スチロールを切る「スチロールカッター」です。

・細い電熱線
・太い電熱線
を交換して、発砲スチロールをカットしてみると、
細い電熱線より太い電熱線のほうが、はやくカットすることができます。
つまり、

細い電熱線による発熱 < 太い電熱線による発熱
ということがわかります。
(このとき、乾電池の数は同じ)

つぎに、電熱線の太さを変えずに、
・乾電池を1個
・乾電池を2個直列に
と、電池の個数を変えてみると、2個直列にしたほうが、はやくカットできます。
つまり、

乾電池1個による発熱 < 乾電池2個直列による発熱
ということがわかります。

そうすると、さらにはやくカットする(発熱させる)には、
太い電熱線 × 乾電池を2個直列に
するとよいのではないかと、推測できるのではないでしょうか。
こういう、実験前に結果を「予想」することはよくありますね。

実際にやってみると、予想どおりになりました。
実験は、結果から考察することも大切ですが、
これまでの結果から、次の実験結果を事前に予想することも大切なのです。