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慶林館ブログ

英検を使った「外部検定利用出願」について

みなさん、こんにちは!

慶林館高校部英語科の大塚です。

 

2023年度の第1回英検の受検申込が始まり、慶林館各校でもすでに何名かお申し込みを頂いています。

ブログでもお伝えすることが多い「英検」のことですが、今回は『大学入試における外部検定利用出願』についてお知らせしようと思います。

私立大学だけでなく、国公立大学でもこの『外部検定利用出願』の制度を導入している大学が増えてきました。

ただ、その制度の中で注意してもらいたいのが、英検を外部検定として利用する場合、『指定された検定級の合格』を基準とするのではなく、その級の合否に関係なく、英検を受検した際に毎回算出される『英検CSEスコア』を基準とする大学もあるということです。

例えば、英検準一級を受検し、不合格となった生徒でも、英検二級の合格時に取った英検CSEスコアが高く、出願基準を満たしていれば外部検定利用出願ができる、といった現象が起こり得るということです。

ちなみに、英検準一級の最低合格スコアは2304点/3000点中です。また英検二級の満点は2600点です。ということは、英検二級で89%取れると2314点になりますので、その場合は英検準一級の最低合格点を上回ります。もしある生徒が英検二級で89%取って見事合格したけれども、その次に英検準一級を受験して2304点に届かずに残念ながら不合格になった場合は、当然ですが『英検準一級合格』が外部検定利用出願の基準となっている大学への出願はできません。

ただし、ある大学の『外部検定利用出願』の基準が「英検準一級合格の場合、共通テストを満点として扱う」となっていれば、上記の生徒は外部検定利用出願はできませんが、「英検CSEスコアが2304点以上場合、共通テストを満点として扱う」となっていれば、上記の生徒は外部検定利用出願をすることができ、共通テスト英語を満点(リーディング100点、リスニング100点)として受験をすることができます。

とてもややこしく感じるかもしれませんが、とにかくこれからは自分の第一志望校の募集要項を確認して、外部検定利用出願の条件をしっかり把握することがとても大切になります。わかりにくいことなどがあれば、慶林館の英語科の先生へいつでも相談して下さいね。