【高校部】共通テスト新科目「情報Ⅰ」の配点は?――大学ごとの違いを知ろう!
5月後半からは、暑さを感じる日も多くなりましたね。
GW明けに実施された中間考査の結果も返却されて、生徒達は一喜一憂しつつも
次の期末考査に向けての目標を立て、先生達と学習計画について話し合っていました。
さて、6月には「入学者選抜実施要項」が文科省より公表され、それを受けて各大学が入試情報をHP等で公開していきます。
今回、特に注目したいのは、今年度より共通テスト新科目になった「情報Ⅰ」です。
国公立大学を志望している場合、ほぼすべての大学で情報Ⅰの受験が必須となることが分かっていますが
大学や学部ごとに「情報Ⅰ」の扱いや配点はそれぞれ異なります。
大学HPで公表されている2025年入試の状況をいくつか見てみましょう。
■大分大学 → 必須科目(一般選抜・推薦型選抜)、選択科目(総合型選抜)
大学入学共通テストを課す全ての入試区分(一般選抜、学校推薦型選抜Ⅱ、総合型選抜Ⅱ)において、大学入学共通テスト「情報Ⅰ」を必須科目、または選択科目として課します。
共通テストでの情報Ⅰの配点比率は、「医学部(一般選抜前期)」が10%と高く(地歴公民と同比率)「その他の学部」では2%~6%程度を占めています。
大分大学志望の受験生のほとんどは「情報Ⅰ」を避けては通れないことがわかります。
■大分県立看護科学大学 看護学部(一般選抜前期) → 選択科目
「数学Ⅰ・数学A」「数学Ⅱ、数学B、数学C」「情報Ⅰ」の3科目のうち、高得点の2科目を入試科目として選択することができます。
「数学Ⅱ・B・C」の代わりに「情報Ⅰ」で受験することができるため、数学が苦手な方でも入試で高得点を狙うことができます。
■北九州市立大学 法学部(一般選抜前期) → 選択科目
共通テストでは、「国語」「英語」を必須科目として、他に「地歴公民」「数学」「理科」「情報Ⅰ」から高得点の1科目を入試科目として選択することができます。
「国語」「英語」「情報Ⅰ」とすると各200点満点の合計600点満点のため、共通テスト配点の3分の1を「情報Ⅰ」が占めることになります。
例に挙げた国公立大学だけでなく、私立大学でも「東京理科大学」や「早稲田大学」などの一部入試区分において、共通テスト「情報Ⅰ」の利用が決まっています。
皆さんもぜひ志望校のHPを見て、入試における「情報Ⅰ」の扱い方について調べてみてください。
「情報Ⅰ」が苦手な方、入試科目として必要な方は
6月から開講する「情報Ⅰ対策講座」で、期末考査対策や共通テスト対策に一緒に取り組んでいきましょう!