鼻うがいのススメ
立春を過ぎても、今年はなかなか寒さが緩まず、
インフルエンザもまだ流行し続けているようです。
手洗い・うがいが大切なのはご存知のとおりですが、
是非、「鼻うがい」をおススメしたいと思います。
かかりつけの小児科の先生が教えて下さり、
我が家ではたいへん重宝しています。
特にこの時期から辛い思いをされている、
花粉症の皆さんにもおススメです。
副作用もなく、
自宅で毎日続けられることが大きな魅力でもあります。
作り方は簡単です。
<洗浄液の作り方>
食塩10g 重曹2g 水1㍑ を溶解後、5分間ほど煮沸する。
多めに作って、冷ましてからペットボトルなどで保管しています。
<洗浄器の作り方>
市販のもので簡単に作れます。
材料;ドレッシングの容器 ストロー スポイト
(スポイトは、洗浄液がシャワー状に出るようにします。
キリや目打ちなどの先端を温めて、スポイトに数箇所穴を開けます。)
<鼻の洗い方>
(注:アデノイドの人と中耳炎の時は、鼻洗浄してはいけないそうです。)
洗浄液は、必ず体温程度に温めて使用します。
(温めると鼻がツーンとしません。)
我が家では、洗面器にお湯を張り、鼻洗浄器を入れて温めます。
1:顔を少し下に向けます。
スポイトの先端を片方の鼻に押し当て、洗浄器の下部をゆっくりつまんで、
洗浄液を鼻腔内に静かに流し込みます。
2:軽く上を向き、息をゆっくり吐き出しながら、
少しずつ自然に洗浄液を流し込みます。
3:洗浄液が口に流れ込んできたときには、吐き出します。
4:もう片方の鼻の穴も、同様に洗浄します。
※洗浄後は、洗浄器を洗って、乾かした方が良いそうです。
※洗浄後、あまり強く鼻をかんではいけないそうです。
<鼻うがいの効果>
・鼻腔内、上咽頭の病原菌を減らす「理学的除菌」の一法として効果的
とのことです。
・洗浄液を鼻から入れて口から出すので、鼻の奥深くに付着した雑菌や花粉を
しっかり洗い流すことができます。
*以上の記事内容は、松本小児科医院の松本常圃先生の監修によるもの。
洗浄液・洗浄器の作り方や使い方の紹介に関する許諾を得ています。
私に鼻うがいを伝授してくださったお医者様によると、
小児科には次々にインフルエンザの患者さんがお見えになるけれども、
自身は一度もインフルエンザにかかったことがない、とのこと。
自らも鼻うがいを続けておられ、予防接種を毎年欠かさず受けている
わけではないにもかかわらず(!)です。
副鼻腔炎や、その他アレルギー性鼻炎を患っておられる皆さんも、
スッキリされること請け合いです。
体調を整えて万全の体制で受験に臨まれますように。
無理は禁物、やはり健康第一です。