理科実験教室“ラボ・スタジアム”「対照実験」
こんにちは。理科実験教室を担当している望月です。
今回は、
「対照実験」についてです。
対照実験という言葉は、理科実験でよくでてきます。
・一つの条件だけを変えて、その条件が結果に影響するかを確かめる。
ものです。
写真は、「べっこうあめ」づくりの実験道具です。
・マドレーヌカップ に
・砂糖5g を入れ、
・水 を適量そそいで混ぜ、加熱することで「べっこうあめ」ができます。
水の適量がわからないため、「水の量」だけを変えて、
できるべっこうあめがどう違うか調べてみました。
溶けた砂糖水が加熱され、黄色がついて甘いにおいが出てきたところで、
火からおろして水を入れた容器でひやします。
できたあめを比較してみると、左から、
・水1mL ・水1.5mL ・水2mL でできたものです。
あとの条件は変わらないので、水の量による結果となります。
・水1mL では、あめがかたまりになっていない。
・水1.5mL では、かたまりになっているが、カップからはがそうとすると形がくずれる。
・水2mL では、カップから「透明なあめ」のかたまりとしてはぎとることができた。
拡大するとあめの形がわかりますね。
こうして実験してみると、
・砂糖5g と水2mL の組み合わせが、
この実験ではよさそうです。
※加熱条件が異なると、この組み合わせも変わるかもしれません。
このように、水の量だけ変えてみた「対照実験」をすると、
最適な量を確かめることができますね。