入試に役立つ理科実験「燃焼の条件」
こんにちは。理科実験教室を担当している望月です。
酸化・燃焼の話題です。
ものが燃えるために必要な条件として、
・燃えるもの
・高い温度
・空気(酸素)
というのはよくいわれることですが、
空気が入るように、
集気びんのふたをずらしてみました。
さて、ろうそくの火はどうなったでしょう?
結果は・・・やがて火は消えてしまいました。
なぜでしょう?
つぎに、この集気びんは下が開いているので、板をしいて持ち上げてみました。
こうすると、下にもすきまができますね。
結果は・・・なかなか消えませんでした。
ふたを押さえている手が炎で熱くなってしまうまでに。
こうして比較してみると、
・空気がある
だけではなく、上と下に空気が出入りするすきまをつくって、
「空気の流れ(出入りする)」ができるようにすることが、
燃焼が続く条件のようですね。
理科ではこうやって、比較実験することで、
結果に影響する条件をしぼりこんでいきます。
こうした「一つの条件だけ変える」ようなやり方を、「対照実験」といいます。
いろいろなことが、
こうした実験からわかってきたのですね。