理科実験教室“ラボ・スタジアム”「結晶の大きさ」
こんにちは。理科実験教室を担当している望月です。
食塩水を、アルコールランプで加熱すると、
水分だけがどんどん蒸発していって、食塩の白い粒が残ります。
この食塩の粒を見ると、
とても小さいのがわかります。
出てくる食塩の結晶が小さいのは「急激に結晶化」されたためです。
大きな結晶をつくるには、
・ゆっくり時間をかけて水を蒸発させる。
必要があります。
食塩の結晶は、そこに含まれる「ナトリウム」原子と「塩素」原子が
整列してならんで組み合わさっていきます。
そのため、加熱して急に水がなくなっていくと、
近くにある原子だけでとにかく組み合わさるしかありません。
それが、粒が小さい理由です。
時間が十分あると、
ゆっくりゆっくり順番につながる余裕があるので、
大きな食塩の結晶ができあがります。
大きな結晶のつくり方を調べて、
どのくらいまで大きくできるかチャレンジしてもよいですね!