文系と理系の選択
こんにちは。
慶林館別府校高校部理系担当の佐々木です。
高3生は共通テストの願書の提出も完了し、
「いよいよ入試が近づいてきた」と感じている人も多いでしょう。
10月・11月はほぼ毎週模試になるので、
これからは受験勉強一色になると思いますが、頑張っていきましょう
その一方で、高1生も重要な選択を迫られる時期になってきました。
「文系・理系」のコース選択です。
「文系」「理系」のどちらに進むのかを決定する文理選択は、
大学の学部の「文系」「理系」のどちらに進むのかを決定することです。
今後学んでいく分野を決めることは、
大学進学のみならずその後の人生にも影響するという意味で、大変重要です。
そこで、「文理選択」のポイントについてアドバイスをします。
1.将来就きたい職業によって決める
医者や薬剤師、建築関係なら理系の学部になりますし、
一方で、弁護士なら法学部に進むのが一般的なので、文系になります。
看護師や医療技術系の職業は理系の方が選択の幅も広がりますが、
学校によっては受験科目が少ないところもあります。
将来の職業を考えて、行きたい大学・学部の入試科目を調べておきましょう。
2.学びたい学問から決める
とはいうものの、具体的に将来なりたい職業が決まっていない人もいると思います。
その場合は「自分の好きな教科・得意な教科」で決めるのも一つの方法です。
これから受験勉強をしていくときに、
「好きな教科」ならやる気も起きると思いますが、
「嫌いな教科」を勉強し続けることはなかなか辛いことでもあります。
さらに、大学に入ってもその教科の応用を勉強していく訳ですから、
教科によって絞り込むという方法もありだと思います。
3.趣味や興味のあることから考える
職業や教科から決めるのは難しいという人は、自分が好きなものが何か考えてみましょう。
動物の生態に興味がある人もいれば、本を読むことが好きな人もいるでしょう。
現在話題のユーチューバーでも、自分の好きなことを掘り下げている人もいます。
好きなものから自分が何に関心を抱いているのか見極めることもできます。
さて、ここで注意しなければならないことがあります。
理系から文系への進路変更は比較的たやすいのですが、
文系から理系への進路変更は現実的にはほとんど不可能なのです!
これは、数学・理科の履修内容が、文系と理系で大きく異なり、
文系から理系になるためには、膨大な量の単元を新たに一から勉強することになるのが理由です。
これを考えてから結論を出すようにしてください
夏休み明けくらいに最初のアンケートが行われたと思いますが、
最終的な決定は1月になってからになるので、
それまでに少しでも多くの情報を集めておきましょう。