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慶林館ブログ

桜はなぜ春に咲くのか・・・?

こんにちは。

慶林館小学部理系担当の佐々木です。

立春も過ぎて暖かく春めいた日も出てきました。

梅の花も咲いて、春はもうすぐそこまで来ています。

 

さて、日本の春と言えば「桜」ですね。

↓のような満開の桜が見られるのももうすぐです。

「桜 画像」の画像検索結果

それではなぜ、桜は春に一斉に咲くのでしょうか?

気温が同じような、秋に咲いても不思議ではないですよね?

それは、春にならないと咲かない理由があるのです。

 

植物の花を咲かせるのは「開花ホルモン」という物質です。

それが何らかの刺激を受け、植物にはたらきかけて花を咲かせるという流れになります。

桜の場合、花が散り、青葉が出始める頃には次の花芽がすでにできています。

この花芽は夏⇒秋⇒冬と季節を過ごし、

秋から冬にかけて葉が散り、気温が下がると休眠状態になります。

(動物が冬に冬眠をするようなものだと考えてください)

眠った花芽は一定の低温にさらされると休眠から覚め、

春の気温の上昇とともに成長していきます。

↓のようにつぼみが大きくなってきます。

Prunus_Sprout_Sakura20080405

つまり、ある程度寒くならないと桜は咲かないんですね。

※暖冬の時に桜の開花が遅くなったという年もあります。

 

ところで、桜の開花に「600℃の法則」というのがあるのを知っていますか?

「その年の2月1日以降の最高気温を足し算していき、

 その合計が600℃を超えた日に桜が開花する」というものです。

これはかなり精度の高いもので、実際の開花予想にも使われています。

今はインターネット等で気温の記録を調べることができるので、

本当かどうか確かめてみるのも面白いと思います。