【高校部】「情報Ⅰ」を使った入試戦略を知ろう!
10月に入り、過ごしやすい気候になりました。
近頃の受験生は毎週のように土日の模試をこなし、やり直しにも取り組んでいます。
入試本番が近づいてきて、よりいっそう勉強に身が入っています。
ぜひこの調子で頑張ってもらいたいですね。
さて今回は、昨年度に初めて共通テストの科目になった「情報Ⅰ」について分析していきたいと思います。
まずは昨年度の情報Ⅰについて見ていきましょう。
▼2025年大学入学共通テスト「情報Ⅰ」
■受験数 279.718人
■平均点 69.26点(最終結果)
■標準偏差 16.09
初年度からほとんどの国公立大学で受験科目として採用された結果
数学ⅡBC受験者数(285.563人)と同程度の受験者数になりました。
また、5科目(国数英社理)と情報Ⅰを比較すると
地学基礎(68.98点)、歴史総合・世界史探究(66.12点)を抑えて、情報Ⅰが最も高い平均点を記録しています。
新しい入試科目であったため「様子見」として易しめの出題内容になったと思われます。
【今年度の傾向】
平成18年センター試験から新規導入された「英語リスニング」では
平均点は「H18年72.5点 → H19年64.94点 → H20年58.90点 → H21年48.06点」と推移しています。
前例を鑑みると、情報Ⅰも同様に「今年度以降は入試難易度が上がり、平均点も低くなる」ことが予想されます。
【情報Ⅰを利用する大学・入試方式】
国公立大学・私立大学ともに「個別試験で情報Ⅰを課す」パターンは非常に少なく
「広島市立大学情報科学部の後期試験」など、ごく一部でしか採用されていません。
そのため、ほとんどの受験生は「共通テスト情報Ⅰ」を見据えて対策していくことになります。
国公立大学では「情報Ⅰの受験が必須」または「選択科目に情報Ⅰがある」場合が大半です。
また情報Ⅰを利用する私立大学の多くは「共通テスト利用入試」の中で選択科目として情報Ⅰを課しています。
【これからの情報Ⅰ対策】
高3生は情報Ⅰの共通テスト予想問題の演習を繰り返し、量をこなして慣れていきましょう。
情報Ⅰはしっかり演習すれば点を伸ばせる科目です。
出題傾向を掴んで高得点を狙っていきましょう!
また高1生・高2生の皆さんは、まずは「志望校の入試で情報Ⅰがどのように使われているか」を確認するのが大事です。
特に国公立大学を志望する場合、情報Ⅰに限らず受験に必要な科目が多いので
高3生に進級する前に「共通テスト模試で高得点をとれる科目」にまで仕上げて
「自分の武器・得意科目」にしてしまいましょう!
そうすれば、受験年度に他の科目の勉強に時間をかけることができます。
慶林館では全学年を対象に「情報Ⅰ対策講座」を開講しています。
タブレットを用いてドリル形式で取り組む講座なので、実際に自分でプログラミングした結果を確認することもできます。
高1・高2生は定期テスト対策を中心に、これからの受験に向けた準備の一環として講座に取り組んでいます。
解説スライドを読んで丁寧にノートを取り、難しい部分はすぐ質問して回答をもらうことで
しっかり理解できるようになっているようです。
また高3生は、入試本番に備えて全12回分の共通テスト予想問題を次々に演習しています。
今年度も模試問題が追加され昨年度共通テストの傾向を踏まえたより実戦的な演習が可能となりました。
共通テスト情報Ⅰで高得点を取りたい方、情報Ⅰの対策が難しいと感じている方は
ぜひ慶林館にお気軽にお問い合わせください!





