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慶林館ブログ

入試に役立つ理科実験「電流」

こんにちは。理科実験教室を担当している望月です。
今回の話は、「電流」についての話です。

電流計

写真の実験器具は何でしょう?

「電流計」ですね。
電流計記号
電流計は、記号で表すと〇の中にAと書きます。
なぜAかというと、
電流の単位が、アンペア(A)だからです。

写真の電流計の文字盤には、Aの下に線が引いてあります。
これは直流を示しているので、この電流計は「直流電流計」になります。
・・・直流にしか使えません。
交流用は別にあります。

・直流・・・乾電池などから出る電流。+極 → -極 の一方向に流れる。
・交流・・・コンセントから出る電流。常に+と―が切り替わっている。

一般の電気製品は100Vコンセントにさして使いますね。
日本国内では、東日本と西日本で「周波数(1秒間に切り替わる回数)」が、50Hz と60Hz と、異なります。(一般に境界は糸魚川静岡構造線に沿う)

そのため、物体の動きを調べるときに使う「記録タイマー」で1秒間に打点される数が、東日本50回西日本60回と違うのですね。

電流ひとつとっても、いろいろな実験・内容と関係しているのです。