理科実験教室“ラボ・スタジアム”「ペーパークロマトグラフィー」
こんにちは。理科実験教室を担当している望月です。
今回は、「ペーパークロマトグラフィー」の実験です。
「クロマトグラフィー」とは?
ギリシャ語を元にしている、
クロマトグラフィーは「色を分ける」という意味です。
水性インクの色は、実は、いろいろな色が混ざってできています。
その色には、
・水に溶けやすい色
・水にやや溶けにくい色
があるため、クロマトグラフィーを使うと、
中に含まれる色が分かれて、「見えて」くるわけです。
写真の実験では、
左から、
・黒色
・黄土色
・緑色
の水性インクで、細く切ったろ紙に線を引き、
下から水をそっと吸い込ませたものです。(上に元の色でもう一本線が引いてあります)
黒や黄土色、緑色の中には、
たとえば「黄色」が混ざっているのがわかりますね。
他にもいろいろな色が混ざっています。
このしくみを使うと、次の写真のような「クロマトグラフィーでつくった模様」ができます。
きれいですね。
いろいろな色の「点」を、ろ紙に書き、
たたんで下(中心)から水を吸い込ませました。
インクの種類、
点の打ち方、
色の組み合わせ、などで無限に模様ができそうですね!