ほめる時も、しかる時も
ほめかたについてお伝えしましたが、しかり方も、もちろん大切です。
どちらにも通じて、とても大切なことがあります。
「笑顔で」伝えるということです。
ほめる時に、しかめっ面になる人はほとんどいないと思いますが、
しかる時は、ついつい怖い顔になってしまいます。
声を荒げることもしばしば・・・。
書きながら、自分を省みて穴に入りたい気分にもなりますが、
自戒の念も込めて、敢えてお伝えします。
人は、相手の怒った表情を見ると、
「何か危険なことが起きる」と思って、
情報を受け付けなくなるのだそうです。
せっかく一所懸命に大事なことを話していても、
「聞いてはいけない」と脳が指令を出すので、
音としては聞こえていますが、
記憶に残さないようになっているというのです。
大事なことは「笑顔にのせて」話すと、きちんと記憶に残り、
心に届くということだそうです。
「笑顔で」「穏やかな声で」伝えると、心地よいので、
これは自分にとって「何か良いことだ」と脳が判断して、
記憶に留めようという働きをするのだそうです。
これを知って、「無駄な」しかりかたをしてきたなと反省しましたが、
これまでの習慣を変えるのは、簡単ではありません。
恐ろしい形相で、感情を抑えられず怒ってしまう自分がいます。
それでも、今すぐにできなくても、
きっとできるようになるぞ!と思って、気をつけています。
次回は、「笑顔」について、お伝えします。