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慶林館ブログ

英検は『パソコンで受験』が当たり前?!

 

皆さん、こんにちは!

大分校・高校部英語科・大塚です。

 

10月9日(土)、大分セントポルタ校では令和3年度第2回英検1次試験を実施いたしました。当日は、これまでこの日のために高校部や小中学部で一生懸命勉強してきた生徒たちが、各級の1次試験にチャレンジしました。

皆さんもご存知の通り、英検の検定試験は年に3回実施されています、、、ではなくて、現在は英検の検定試験は毎月( 級によっては月2回以上!!)実施されています!

これはいわゆる『英検S-CBT』という新しい形の検定が、毎週のように各都道府県で実施されているからです。

『英検S-CBT』とは、従来の会場受験の英検とは異なり、各都道府県ごとに設置されたテストセンター(大分会場は大分市高砂町のオアシスタワー3階にあります)で、一人一人個別に仕切られたブースに設置されたパソコンを使用し、問題を解答していく形式の試験方法です。これはまさにこのコロナ禍の状況では、会場受験に代わる新たな試験方法として、生徒保護者にとって大変有効なものになりうると、国内では広く認知されてきています。現在、県内各高校では、生徒たちには積極的に会場受験を勧めずに、この英検S-CBTの受験の方を勧めるような指導が行われています。

 

また、この英検S-CBTのメリットは、コロナ対策や検定を受けることができる回数が増える、といったことだけではありません。

従来の会場受験の英検がリーディング、リスニング、ライティングの3技能の試験を1次試験として実施し、その3技能で合格点に達した者のみ、後日スピーキングの技能を評価する2次面接試験に進める、といった流れで実施されてます。ですが英検S-CBTはその4技能を合わせて1日の受験で全て評価し、一気に合否を出すのです。

これだと、従来型の会場受験ではどうしても1次試験に合格することができずに、なかなか2次面接試験に進めない生徒でも、英検S-CBTで受験すれば毎回必ずスピーキング力の評価もしてもらえるといったメリットがあります。

近年では学校推薦型選抜で大学に出願をする際に、「合格した級」ではなく「4技能のCEFR合計スコア」の申告を求めることも増えてきました。

例えば、従来型の会場受験の英検で2級を受験し、残念ながら1次試験で合格できなかった場合、1次試験ではリーディング、リスニング、ライティングの3セクションしか受験していませんので、3技能分のCEFR合計スコアしか出ません。ですが、同じ生徒が英検S-CBTの2級を受験し、同様に合格できなかった場合でも、4技能全てを受験していますので4技能分のCEFR合計スコアが出ます。この場合は4技能すべてのCEFR合計スコアがありますので、大学への出願の際に使用することができます。ですから、特に高校3年生は、従来型ではなく英検S-CBTでの英検受験を強くお勧めします。

また、もう一つのメリットとしては従来型が1次試験、2次面接試験と分かれているのに対し、英検S-CBTがそれらを合わせて1日でやってしまうことから、最終結果発表までの期間が短いということです。これは特に高校3年生の場合、学校推薦型選抜の出願に必要な調査書や推薦書の作成期日が迫っている状況などでは、とても重要なことです。

と、英検S-CBTのメリットばかりをたくさん 挙げてきましたが、いずれにしても検定合格や目標とするCEFR 合計スコアを取るためには、小手先の対策ではうまくいきません。長期的な計画を立てて、4技能をバランスよく伸ばしていくことがとても重要です。

慶林館各校では、英検対策用の特別講座として、『英検対策講座(リーディング・ライティング強化)』、『英検2次対策講座(スピーキング強化)』、『リスニング対策講座(リスニング強化)』と、『3つの柱』を設け、本気で英検対策に取り組んでいます。これからますます需要が高まる『英検』、皆さん、一緒に目標へ向かって本気で頑張っていきましょう!