入試に役立つ理科実験「酸性とアルカリ性」
こんにちは。理科実験教室を担当している望月です。
今回は、入試によく出る「酸性とアルカリ性」の話です。
これは、紫キャベツ液(指示薬の一つ)で、
・酸性
・中性
・アルカリ性
の水溶液を調べたときの写真です。
そもそも酸性・アルカリ性って何でしょう?
まず、これは「『ある物質』が溶けている水溶液」の性質です。
このある物質は水に溶けていない時は、酸性でもアルカリ性でもありません。
水に溶けた瞬間から、酸性の性質をしめしたり、アルカリ性の性質を示します。
つまり、水溶液の「中」に秘密があるのですね。
たとえば、気体の塩化水素は、化学式HCl ですが、
気体の状態では、酸性ではありません。
これが水に溶けると、
イオンに分かれます。
これが塩化水素水溶液・・・塩酸です。
塩酸のなかには、水素イオンがありますよね。
これが、「酸性」の性質を示す理由なのです。
水に溶けて初めて酸性・アルカリ性を示すということを、もっと調べてみると、
いろいろなことがわかるかもしれませんよ。