大分・中津・別府の個別指導

慶林館ブログ

【小学部】岩田中感動合格保護者体験記


【↑昨日のそろばん教室の様子です。定員締め切り間近です↑】
今年度の中学受験合格者の保護者様からお手紙を頂戴いたしました。
ブログ掲載のご許可をいただきまして、誠にありがとうございます。
涙が止まりませんので、私からのメッセージは後日掲載いたします。
【岩田中学校 感動合格保護者体験記】
 中学受験が終わり、今私は2年間貯めた大量の中学受験に関する資料を整理しています。
どれも○○(お子様のお名前なので伏せます)と私の思い出の詰まった模試の問題や
塾からのプリントばかりでとても全部を処分する気にはなれません。
合格発表の日、岩田のホームページで主人が合格を確認した瞬間、○○は
私に抱きついて小さな声で「ありがとう。」と言いました。
12才の子供が、受験をあきらめずに戦いぬいて見えない相手に勝ったのだと
思いました。
2年前、私立幼稚園からの流れで私立の小学校に通い始め4年生になる年の初めでした。
その頃から中学受験を意識した動きが周囲にあり、私は焦りを感じるようになりました。
○○は、まだ幼く受験がどんな事かもわからない子供に対して、子供に合った塾を選び、
第一志望校を決定させるのは容易ではありませんでした。
集団塾では○○の可能性が伸びない事と、経営方針に不信感を持った私たち夫婦は、
親があきらめてはいけないと探し当てたのが池田先生でした。
慶林館に通うようになって最初のイベントが、「宝地図作成」でした。
「宝地図」は今でも○○の机の壁にかけてありますが、入試当日は家族3人で
「宝地図」に手を合わせて出陣しました。
全ての合宿に意気込んで参加して、今では塾で他の小学校のお友達がたくさん出来て、
慶林館を選んだ事は間違っていなかったのだなと思います。
大手進学塾に行っているから成績が良いと必ずしもいえない事は、○○が学校の様子で
よくわかっているようです。
1年前、○○が受験生としての自覚を持つようになると、親子とも不安になることが
多くなりました。親も子供も初めての中学受験はわからないことばかりでしたが、
池田先生は、予測不可能な状況でも一緒に考えて下さり、いつも良い結果が得られるように
心を砕いて下さいました。
池田先生との面談は、私の心が落ち着きました。
以前読んだ本に、塾の先生の資質について書かれていた文をコピーしてとっておいたものを
池田先生には大変失礼かと思いましたが紹介します。
<塾・予備校の先生は五者であれ>
①「学者であること」
 博識であること。知識がないと教えられない。
②「医者であること」
 生徒の状況を正確に捉えることが出来て勉強の指針について処方箋がかけること。
③「易者であること」
 生徒の今後の行方について占い、最高の選択の仕方をアドバイスできること。
④「記者であること」
 入試情報、教務情報について的確に取材して、常に必要なそれらが把握出来ていること。
 また、時宜を得た伝え方が出来ること。
⑤「役者であること」
 力をつけるために、授業中に生徒の前で役を演じきれること。
 (生徒のやる気を鼓舞するために楽しませることが出来ること。)
  
  【樋口義人(2009)『中学受験の「常識」は世の「非常識」』角川書店】
この本を読んだとき、すぐに池田先生の事だと思いました。
夏期講習が終わり、9月のプレテストで算数の点に家族全員落ち込みました。
○○は「算数に時間を増やして」と言ったものの、夏の疲れとプレテストの
ショックから胃炎になり、22時以降起きていることもつらく、横になると
吐き気がして半座位のまま寝るという生活が約1ヶ月続きました。
胃カメラは拒否して薬だけで何とか改善しましたが、また以前読んだ本に
「中学受験の弊害は睡眠不足と遊び不足」という文字が頭をよぎりました。
この時初めて○○が、かわいそうだと思いました。
算数と向き合う日々が続き、最初は苦しくても何度も何度も繰り返して
問題を解くうちに「算数楽しい」と言うようになり点数も取れるように
なりました。家庭学習でも夏休みまでは、一つ一つ私に尋ねていた問題も、
私に見せずに解くようになり「見ないで!」と言ってリビングのこたつで
黙々と何ページもノートに式を書き続けていました。
この頃は、私の子供に対する接し方を反省した時期でもありました。
教えすぎ、与えすぎが子供の成長を妨げているのではないかと考え、
○○の希望もあり9月下旬から車での送迎を減らし1人で電車で
行かせるようにしました。
○○は大喜びで駅で会う友達も出来て(みんな中学受験をする小学生です)
一度も「塾に行きたくない、受験が怖い」と言わず入試の日を迎えました。
学校が終わると、嵐のように着替え、軽い食事を摂り駅に駆け込んで行きました。
電車で塾に行くようになってからは追い風が吹くように、時々心配な発言もありましたが、
自力で立ち直っていました。
もしかしたら勝因はここにもあるのかもしれません。
受験勉強は、苦手な教科だけ克服しても、得意な教科だけ勉強しても
片手落ちになると思うのですが、月曜の暗記特訓は助かりました。
本人楽しそうに行きましたし、一つの教科を4時間も勉強するということは
まず家庭学習ではありえません。暗記特訓で大分自信がついたようです。
受験1ヶ月前になると「胸突き八丁」という心境だねと主人と話しました。
○○には、説明しましたがあまりわかってないようで黙って聞いていました。
ずっと「合格」をイメージしていました。○○には、「夢は叶う」と
言い続けました。
冬期講習が始まり、○○は、池田先生の言われる「合格欲」のかたまりのように
なっていました。最後は子供が自分で力を出すとはこの事だと思いました。
残り時間は少ない、毎日お弁当を持たせ、自習室で午前中にする学習内容の
優先順位を○○と2人で考え送り出しました。ほとんどの課題をクリアして
9時から19時30分まで塾にいて帰ってきました。電車の中で志望校は
違いますがお友達と「ラストスパートだからがんばろう!」と言い合っていた
ようです。
クリスマスが終わって、年末のムードになっても○○の頭の中は「合格」
の事で一杯のようでした。雪のちらつく中を、○○が1人で駅のホームに
立っている姿を見ると、いじらしくさえ思えましたが、もう中学生になるの
だからと本人のやりたいようにやらせようと思って支えてきました。
過去問を一通り終えると(本人は過去問を解きまくったと言っています)
「受験するのはウチや。」「受験が簡単に思えてきた」と前向きに
なりました。数ヶ月前の○○の様子からは、考えられない言葉です。
学校の宿題は、受験勉強に集中したいからと2日で終わらせました。
眠くならないように深夜に窓を開けて額にヒエピタシートを張って
勉強しました。ヒエピタシートには赤のボールペンで「合格」と
書いていました。
横で一緒に起きている私に○○は、「私を信じて」と言いました。
これから、学生を続けていく中で、社会人になっても多くのテストや
受験が待っていると思います。中学受験を経験した○○なら自分の力が
どこまで出せているのか「あの時の自分」を思い出して自己判断しながら
試験当日を迎えることが出来ると思います。
そして将来自分の子供にもこの経験が生かされ子育てにも良い影響をもたらして
くれると信じています。
○○は「岩田の制服が着れる!」と胸を躍らせています。私も、オーストラリアの
修学旅行も6日間の学園祭もテニス部の6年間も手に入れたと思うと
嬉しい限りです。
私たち家族は、運命共同体でした。道標を作ってくれたのが池田先生でした。
どうぞこれからも、過酷な中学受験戦争を乗り切る指導者としてご活躍ください。
   乱筆乱文にて。
この手紙を池田先生に渡したら私の中学受験は終わりです。
2年間支えて下さりありがとうございました。
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